一週間未満

毎週金曜日あたりにに更新します。未定です。

日曜日にうってつけの日

もう真夏だった。 渋谷駅近くのボルダリングジムへ向かう、僕と息子は半袖短パンで歩く。地下鉄から地上に出ると想像通りの青空が渋谷には広がっていて、街を歩く人たちもまた、もう夏だなって顔をしているような気がした。 渋谷のボルダリングジムへ行くの…

土曜日の空、雨降りの日。

丈の短いスーツを着た、小太りの男性。ビニール傘をさして、交差点で立っている。 水曜日、雨が降っている。小雨と雨の中間くらいで、どっちつかずの雨だ。 雨の飛沫は背負ったリュックに飛ぶ。 駅前公園の前には、保育園バスが来るのを待つ母親と子供の群れ…

土曜日の朝、日曜日の朝

土曜日は風が強かった。 横浜のアンパンマンミュージアムへ行こうって家族で話をした。 予想はしてたけど、行ってみると子連れの家族でごった返してた。きっと、みんな昨日までの天気につられてきたんだと思う。僕らもそう。昨日までは。ずいぶんあったかく…

鶏も卵も豚も、ご飯も、何もかも、タンパク質の日。

未だに。二週間も前の結婚式のことを引きずってる。 大学時代の友人と会ってからは順調そのもので、仕事は遅くなっても、寝不足でも、妻が苛立っててもあまり気にはならない。 こと、妻に関しては、彼女が苛立っても何しても、愛おしい。こんな歳になったっ…

水曜日になっても、相変わらず月曜日みたいな気分

登るか、走るか、そればかりしてるみたいだ。 仕事は順調だけど、いつだって順調ってわけじゃない。要は、かなり順調でってこと。 友人の結婚式で水戸へ行った時、ボルダリングジムへ行った。小学生くらいの男の子が、難しい課題をこなしていく。足の先から…

はるうらら

季節が変わったからだろうか。 駅前の横断歩道を渡る男性。大きな音で携帯の着信音が鳴る。男は意に介さず歩く。 駅から出てきた人の話し声と一緒に、携帯の着信音は響く。車は通らない。頭の上で、電車が走り出す音。離れていく、着信音が、電車の音にかき…

月曜日の有給の日

出張の後、余裕を持たなかった。 何も書かず過ごした。 『幸福な男』を読んだ。 『思考の整理学』を読んでる。 大学時代の友人の結婚式へ行った。旧友たちと会う。仲よかった友達とひさびさに会った。変わらない。きっと変わったのかもしれない。でも、同じ…

出張

先週は大阪、京都、兵庫、愛知の本屋をまわる。大きな本屋がメインで、独立系の本屋さんへはあまり行けなかった。 行きたい本屋へ行くことが仕事なのに、夕方くらいになると疲れてしまう。 月曜日の夜はボルダリングをする。前日の初外岩の感触が指に残るも…

一週間前の今頃

土曜日の夜、日曜日の朝、月曜日の朝。 金曜日から続く日々。変わらないようで、変わっていく。 流れに抗することは出来ないし、抗して得することもあまりない。 いろんなことを若い時にしとけば良かったと思い返すことはある。それから、してこなかったこと…

登っても登っても飽き足りない日

月曜日から天気が崩れた。 週末にかけて悪くなりつつ、堪えたり。暖かかったり、寒かったりした。 三寒四温というやつだろう。 仕事はなんだか慌ただしかった。 会議や出張のアポイントで、思うように本屋へ行くことができなかった。 月曜日、火曜日で社内業…

20年前に会った女の子のことを、いまだに思い出すのはきっと男の子だから。

憧れの女の子たちと飲みに行く日が決まった日のこと。 高校三年生の冬、部活が終わり、大学へ進学する友人と就職する友人が、それぞれの岐路に立っていた頃。 岐路に立ってるのに、女の子のことしか考えてなかった頃のこと。 彼女たちの露出した太ももや二の…

それっぽい雰囲気がそれっぽい。まるで明日になれば今日がいなくなるみたいに

月曜日の朝はいつもより憂鬱で、いつもより少し遅く起きる。妻も子供二人はすでに起きていて、ご飯を食べている。 冷蔵庫からご飯と納豆を取り出す。レンジでご飯を温めている間、納豆を開けてかき混ぜる。納豆の匂いがすると次男は近寄ってくる。膝の上に座…

手の平よりも大きなねずみ、手の平と同じ大きさのホールド。すり抜けて、どこかへ行ってしまうものたち。

金曜日の夜は華やかだ。 スクランブル交差点には人だかりが交錯する。電光が夜の闇を切り裂き、賑やかな音楽が流れる。人の声、車の音、笑い声。 ビルの隙間に隠れていた太ったネズミを見つけた。手のひらよりも大きい。 ネズミは、街の光から遠のくように排…

夜にかき消される声、残る車の音。

朝のニュースでは、平昌オリンピックの結果を報道する。日本人選手のことばかりで、あまり競技については報道されない。ルールもよくわからないのに、勝った負けたと喜んだり悲しんだりしてる。 朝食を終えた次男は、お気に入りのテレビを見て踊る。時に、妻…

週末が終わる、仕事へ出かける。

月曜日になって、週末は去っていく。 月曜もすぐに去って、火曜日がやってくる。でもまだ火曜日にはならない。 今は月曜日の末端、夜の11時30分過ぎ。アルコールが眠気を連れてくる。少しだけ頭が痛い。 ジュンク堂を辞めた2人と書店営業の1人とお酒を飲む。…

「便利で万能」に飲まれたら、幸せを見失う。アルコールに飲まれたら、我を見失う、金曜日の夜に。

水曜日は過ぎて、木曜日になる。それから金曜日はやってきて、きっとすぐに去っていってしまう。 朝起きると妻と息子2人が朝食を食べている。南向きについた窓から日差しが差し込む。まだ言葉を使いこなせない次男が、声を上げて何かを主張している。妻は苛…

晴天の続く三連休、子どもはいつまで遊んでくれるのだろう。

火曜日が終わり、明日は水曜日だ。 月曜日は建国記念日の振替休日で休みだった。よく晴れた日で、変わらず、日本海側は大雪が続いた。故郷の山形県では、観測史上初の積雪量が記録された。 月曜日の午前中、ランニングへ行った。 20キロを走った。日体大、こ…

乾いた空が広がる東京の水曜日、山の夢を見る。

金曜日になった。 東京は寒い。 日本海側は連日、大雪らしい。東京のテレビは伝える。 ビルの間を歩く。乾いた風が吹く。たとえ晴れ渡った空であっても凍えるように寒い。雪の香りがどこからともなくする。 東京の寒さは故郷の山形とは違う。 よし此の地方が…

土曜日の節分、寒波は続く。

水曜日のあさ。 おはようと家族が挨拶を交わす。 あと一時間眠れたら、スッキリする。けれど、あと一時間早く寝るようと努力はしない。 火曜日の夜は録画をしていた、ホルヘ・リナレスの防衛戦を見た。気がつくと深夜の1時だった。ルーカス・マチセの世界戦…

はじめまして

いつも、金曜日はやってくる。 それから、土曜日がやって来て、日曜日がやってくる。そのあと、月曜日がやって来て、火曜、水曜、木曜と過ぎて行き、また金曜日はやってくる。 たぶん生まれてから今までずっとそうだ。連続して同じ曜日を過ごしたことがない…