乾いた空が広がる東京の水曜日、山の夢を見る。
金曜日になった。
東京は寒い。
日本海側は連日、大雪らしい。東京のテレビは伝える。
ビルの間を歩く。乾いた風が吹く。たとえ晴れ渡った空であっても凍えるように寒い。雪の香りがどこからともなくする。
東京の寒さは故郷の山形とは違う。
よし此の地方が 湿潤にすぎるとしても、
疲れたる我等が心のためには、
柱は猶、乾いたものと感われ、
頭は重く、肩は凝るのだ。
(「蛙声」よりー中原中也)
大学時代に中原中也の研究をした。
『在りし日の歌』に収められた最期の詩、「蛙声」をこの時期になると思い出す。
柱は、高層ビルやマンションに置き換えられ、鉄筋コンクリート造りの街では、疲れてようが疲れてなかろうが、乾きは増すばかりだ。夜になっても蛙の声は聞こえない。国道246号線を夜通し走る、車の通り過ぎて行く音ばかりが耳に届く。
2月の新刊は少ない。日本出版販売株式会社へ行き、新刊の登録をする。
帰り道、日比谷で降りる。月曜日にランニングステーションのラフィネの会員登録をした。初めてランニングステーションを使った。使い勝手は良かったが、サーモスの水筒を忘れてきてしまった。
ラフィネへ行くと、20代くらいの女性が迎えてくれた。水筒の忘れ物がないか尋ねると、持ってきてくれた。
水曜日と木曜日には、ボルダリングへ行った。水曜日はB-PUMP横浜店へ行く。
3級課題を3本落とす。
木曜日はそらよんへ行く。
何も落とすことができなかった。6級だと言われた課題も落とせなかった。
調子が悪いわけでもなかった。右の肩甲骨あたりが少し痛い程度だった。少し疲れているのかもしれない。
ジュンク堂池袋本店、くまざわ書店池袋店、アニメイト池袋本店の3店舗へ水曜日に行った。ジュンク堂池袋本店では、コンピュータ書、理工書、ビジネス書の担当者と話をする。
木曜日は文教堂浜松町店へ。
金曜日は文教堂溝ノ口本店、ACADEMIA港北店、三省堂書店新横浜店、紀伊國屋書店ららぽーと横浜店、紀伊國屋書店武蔵小杉店、中目黒ブックセンター、蔦屋書店中目黒店へ行く。
たくさん回ったが、担当者不在が多く、あまり人と話すことが出来なかった。
金曜日の夜に予定していた飲み会がメールの不具合で流れる。
ルーカスマチセの世界戦を水曜日の夜に観る。2月4日にあったパンクラスをAbemaTVで観る。
軽く筋トレをする。腕立て20回、腹筋50回、体幹トレーニング3分3種。
『垂直の記憶』を読み終える。
幼い頃夢見た映像がそこにあった。
36歳まで出会うことのなかったクライミングの世界が広がっていた。それは幸福なことだと思う。無防備でせっかちな私があの世界に若い時に出会っていたら、きっとすでに死んでいた。妻と子供たちに出会うことなく、両親を悲しませていたに違いない。
金曜日の夜、家に帰宅すると風呂場に張り紙が貼られている。指令が残される。
妻が残した貼り紙は、見る人が見たら気の強い女性を思い浮かべらに違いない。たしかに気は強い。けれど、ユーモアが最高にある。こんな書き置きがあると、幸せな気分になるのだ。
OSJ 奥久慈トレイルランにエントリーをした。
6月にレースはある。
品川にあるTABLOIDという施設に初めて行った。2年前、友人が漁師になると言って京都の舞鶴へ行った。
岡山八郎兵衛商店という屋号で展示会に来ていた。牡蠣とタコとムール貝のオリーブ漬けを売り始める。
お土産に牡蠣のオリーブ漬けをもらう。